EVA樹脂は、軽く柔らかい弾力性のあるプラスチック素材で、スポーツ用品などに使われています。ここでは、EVA樹脂のメリット・デメリットやフッ素樹脂との違いについて詳しく解説します。
EVA樹脂とは、「Ethylene Vinyl Acetate(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂)」の略称で、軽くて柔らかい、弾力があるプラスチック素材です。耐久性と衝撃吸収性が高いうえに加工しやすいため、マットやシート、コーティングなどの素材に適しています。また弾力性を活かして、スニーカーなどのスポーツ用品にも採用されています。
EVA樹脂は、軽量で柔軟性に優れています。比重が軽く、衝撃吸収性が高いため、靴底・梱包材・スポーツ用品などに広く利用されています。さらに、耐久性がありながら刃物での加工が容易なため、デザインや形状の自由度が高く、用途の幅が広いことも大きなメリットです。
EVA樹脂は、ゴムのように弾力性がある素材で、衝撃吸収性の高さから緩衝材に適しています。低温環境下でも弾力性を維持できるのがメリットで、保冷剤パックなどにも適した素材です。
EVA樹脂素材を構成する酢酸ビニルは、チューインガムの原料として使用されることもある成分で、一般的に人体への影響が少ない物質です。熱を加えても有害物質が発生せず、熱可塑性が高いため再加工が容易です。プラスチック素材の中では、比較的環境に優しい素材に分類されています。
EVA樹脂は耐熱性が低く、80℃程度の熱でも変形してしまいます。そのため、火の近くなどの高温環境では使用に適していません。ただし、加熱しても有害物質が発生せず、熱による変形のしやすさが加工のしやすさにつながっています。
耐油性と耐薬品性が低い点は、EVA樹脂のデメリットです。ガソリンや鉱物油などに触れると、急速に劣化していきます。また有機溶剤や強いアルカリ性・酸性の薬品にも弱いため、油や薬品にはなるべく触れないように注意する必要があります。
EVA樹脂は耐圧性が低く、圧力をかけるとへこむ性質(圧縮永久ひずみ)もあります。柔らかい素材であるため耐摩耗性も低く、傷が付くと破れにつながるおそれもあります。EVA樹脂をマットやシート、コーティングなどに使う際は、部分的に圧力や摩擦をかけ過ぎないように気を付けましょう。
EVA樹脂は、柔らかく弾力性がありますが、耐薬品性・耐油性、耐熱性が低い素材で、スポーツ用品やマット、シート、コーティングなどに使われます。一方で、フッ素樹脂は耐熱性・耐薬品性・非粘着性が高く、化学装置やフライパンのコーティングなどに使用されます。性質の違いを踏まえて、用途に応じて使い分けることが重要です。
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様々な機器や部品などに加工を施すことで、耐性を付与できるフッ素樹脂コーティング。耐性を持たせるのは性能を向上させるだけではなく、安全性に直結することも理由のひとつです。
どんな耐性を持たせたいか、どんな仕上がりを求めているのかによって加工メーカーをしっかり検討するようにしましょう。ここでは、用途別におすすめのフッ素樹脂コーティング加工メーカーをご紹介します。
引用元:フロロコート名古屋
https://www.landingpage-synergy.com/Y3dpVfRU/
鉄/SUS/ゴム/銅/真鍮/PPS/ガラス/FKM/CFRP/PEEKなど
引用元:吉田SKT
https://www.y-skt.co.jp/
※公式に基材情報なし、カタログをダウンロードしてご確認ください。
引用元:日本フッソ工業
https://www.nipponfusso.co.jp/
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