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フッ素樹脂コーティングの費用

フッ素樹脂コーティング(テフロン加工)を依頼するうえで、最も気になるのが費用です。しかし調べても「いくら」という明確な金額が出てこないため、予算が立てにくいと感じる方は少なくありません。このページでは、フッ素樹脂コーティングの費用がどのように決まるのか、費用を左右する要素、コストを抑えるための考え方、そして正確な費用を知るための見積りの取り方までを、発注前の目線で解説します。

フッ素樹脂コーティングの費用に定価がない理由

工業用のフッ素樹脂コーティングは、加工業者が「都度見積り」を原則としているのが一般的です。これは、同じ「フッ素樹脂コーティング」という名前でも、基材の材質・形状、求める機能、膜厚、数量、納期といった条件によって加工内容が一品ごとに異なり、必要な塗料や工数が変わるためです。

言い換えれば、費用は「部品の内容」と「求める仕上がり」が決まってはじめて算出できます。ネット上に単価表が少ないのはこのためで、金額だけを先に知ろうとするより、条件を整理して見積りを取るほうが確実です。なお、あらかじめ予算(指値)がある場合は、その範囲で膜厚や仕様を調整して提案してもらえることもあります。

費用を左右する主な要素

加工業者が見積り金額を算出する際に基準としている主な要素は、次のとおりです。自社の部品がどの要素で費用が上がりやすいかを把握しておくと、見積りの内容を理解しやすくなります。

要素費用への影響
面積コーティングする表面積が広いほど、塗料量と工数が増えて費用が上がります。
膜厚求める膜厚が厚いほど、塗装と焼成の回数が増えて費用が上がります。
加工材料の種類(基材)金属・セラミックス・樹脂など基材によって前処理の方法が変わります。
形状複雑形状や細部のある部品は治具や手間が増えます。
重量大型・重量物は取り扱いや焼成の負荷が大きくなります。
マスキングの有無コーティングしない箇所の養生が必要な場合、その分の手間が加わります。
数量数量が多いほど1個あたりの単価は下がりやすくなります。
納期特急・短納期の指定は割増になる場合があります。
使用環境・外観規格高い耐久性や厳しい外観基準を求めるほど、塗料選定や検査の水準が上がります。

膜厚と費用の関係

費用に直結する要素のなかでも、膜厚は目的によって大きく変わります。膜厚が厚いほど塗装と焼成を繰り返す必要があるため、工数と費用が増えます。目的別のおおよその膜厚の目安は次のとおりです。

目的膜厚の目安費用の傾向
非粘着・離型(金型など)およそ20〜50μm薄膜のため比較的抑えやすい
耐食(薬品・腐食対策など)およそ300μm〜2mm厚膜で塗装・焼成の回数が増え高くなりやすい

「とにかく厚くすればよい」というものではなく、目的に対して過剰な膜厚はコストの無駄になります。求める機能に合った適切な膜厚を業者と相談して決めることが、費用を最適化する第一歩です。

費用を抑えるためのポイント

フッ素樹脂コーティングの費用は、依頼の仕方によっても変わります。次のような工夫で、無駄なコストを抑えやすくなります。

ポイント内容
目的を明確に伝える「何のためにコーティングするか」を伝えると、過剰仕様を避けて最適な塗料・膜厚を選定してもらえます。
まとめて依頼する数量が多いほど1個あたりの単価が下がる傾向があります。定期発注はさらに相談の余地があります。
コーティング範囲を絞る必要な面だけに絞れば、面積・マスキングの手間を減らせます。
納期に余裕をもつ特急対応の割増を避けられます。
試作で仕様を固める1個からの試作で仕上がりを確認すれば、量産時の手戻り(追加費用)を防げます。

正確な費用は「相見積り」で確認する

フッ素樹脂コーティングの費用は業者ごとの設備・得意分野によっても差が出るため、正確な金額を知りたい場合は複数社に相見積りを取るのが基本です。その際、同じ条件(基材・面積・膜厚・数量・納期・使用環境)を各社に伝えると、金額を公平に比較できます。図面や部品の写真があると、より精度の高い見積りが得られます。

依頼の全体像(発注から納品までの流れや対応可能なケース)を確認したい方は、依頼ガイドもあわせてご覧ください。

本サイトでは、対応力・実績をもとに厳選したフッ素樹脂コーティング会社を紹介しています。見積り先を探している方は、あわせてご覧ください。

フッ素樹脂コーティング会社
おすすめ3選

フッ素樹脂コーティング
メーカー3選を詳しく見る

様々な機器や部品などに加工を施すことで、耐性を付与できるフッ素樹脂コーティング。耐性を持たせるのは性能を向上させるだけではなく、安全性に直結することも理由のひとつです。
どんな耐性を持たせたいか、どんな仕上がりを求めているのかによって加工メーカーをしっかり検討するようにしましょう。ここでは、用途別におすすめのフッ素樹脂コーティング加工メーカーをご紹介します。

量産部品・機器パーツ
コーティングなら
フロロコート名古屋
フロロコート名古屋公式キャプチャー

引用元:フロロコート名古屋
https://www.landingpage-synergy.com/Y3dpVfRU/

特徴
  • 塗装ロボットと自社設計の連続塗装ラインにより、均一かつ高効率なコーティングと大量生産を実現し、人件費の削減および加工時間の短縮を通じて、トータルコストを最適化
  • また、部分コーティングにも対応し、自動車部品の量産実績があります
主な対応基材

鉄/SUS/ゴム/銅/真鍮/PPS/ガラス/FKM/CFRP/PEEKなど

大型設備・タンク
コーティングなら
吉⽥SKT
吉⽥SKT公式キャプチャー

引用元:吉田SKT
https://www.y-skt.co.jp/

特徴
  • 強酸・強アルカリ環境に対応する焼き付けコーティングに特化し化学・自動車・食品分野での実績を持つ老舗メーカーです。
  • 大型設備により配管から大型タンクまで対応可能で、複数拠点による柔軟な生産体制と性能評価サービスも強みとしています。
対応基材

※公式に基材情報なし、カタログをダウンロードしてご確認ください。

高純度設備
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日本フッソ工業
日本フッソ工業公式キャプチャー

引用元:日本フッソ工業
https://www.nipponfusso.co.jp/

特徴
  • 熱交換器など特注機器をコーティングまで一貫対応。接液・接ガス部の非金属化によりコンタミリスクを低減し、半導体・医薬・食品など高純度環境での実績があります
  • 用途に応じた素材選定や形状最適化にも対応可能です。
対応基材

セラミック/CFRP/石英/鋼/鉄/鋳鉄など